《体内はしょっぱいもの》
体内にはしょっぱい血が流れています。
汗だってしょっぱいですし、点滴には生理食塩水を使いますね。
人間の体内はしょっぱいんです。
《塩分不足と本能》
極端な塩分不足は深刻な事態、生命の危機です。
江戸時代にはそれを逆手に取って【塩抜き】という刑があったくらいです。
塩分が不足すると、脳は生き残り最優先モードに切り替わります。
例えば脱水症状で塩分不足(夏バテなど)に陥ると、脳は《生きて巣に帰ること》を最優先事項と判断し、無駄に動かないように身体はだるくなります。
《緊急事態を解除する》
この時、脳に緊急モードを解除させるには〖塩分〗を摂ることです。
この〖塩分〗とは精製食塩のことではありません。
理想は【自然海塩】です。しぜんやでは、東京都青ヶ島産の『ひんぎゃの塩(化石燃料一切不使用/地熱蒸気だけで温め続けて作る奇跡の塩)』を使います。
《味噌の出番》
ただ、【塩】は直接舐めると胃を荒らしてしまいます。
胃に負担をかけずに摂る方法、それが味噌です。
味噌は発酵食品ですから胃を痛めずに塩分補給ができ、ミネラル/タンパク質/必須アミノ酸/酵素まで摂れます。
摂り方:〖口の中でなめて溶かし、唾液と混ぜてから少しずつ飲み込む〗
しょっぱさを味わうことで、生命の危機を脱したことを脳に知らせます。
その後、ゆっくり白湯(または水)を飲む。ごくごくはNG。身体はゴクゴクを受け付けません。
脳と身体にとって、スポーツ以前に生存することが最優先事項です。《死なない》という安心がなければ全力を出してくれません。塩分不足はパフォーマンス効率が悪いのです。
1日中動くなら、塩分・水分を常備する必要があります。
みそであれば常温で保存ができ消費期限も無いに等しく、携帯するにもタッパやみそパックを用意すればOK。
常温のまま『味噌が味噌として存在し続けられる』ということは、雑菌が侵入できない、もしくは侵入しても死滅してしまうということ。まったくタフな食品なのです。
みそはスポーツ中だけでなく日常生活も元気に支えます。
日本が誇る伝統食、天然サプリメント、味噌を発明したご先祖様に感謝です。
天然醸造
市販の味噌は温度管理された工場内で熟成を促し天然醸造よりも速いペースで完成・出荷されます。
天然醸造は自然任せ、米味噌ですと通常約6か月以上はかかります。
しぜんやのみそは国産・無施肥・農薬不使用の大豆と玄米麹が自然の力と協働した天然醸造、8カ月以上かかります。
菌の力/常在菌
途中でカビることもあります。空気に触れる最上部は特にカビやすいです。
《そのカビの蓋》をはがすと、元気なみそが着々と発酵しているので驚きです。
みその生命力は菌の力。見えない力は菌の力。
私たちも、自分と共存する見えない力【常在菌】に生かされています。
有害菌の侵入を阻止する【常在菌】はからだの門番です。
常在菌たっぷりの手でこねて作る手前みそは、自分の身体に最も合う天然サプリメントです。
みその話は尽きませんが、とりあえずオリジナル天然サプリ〖手前みそ〗を作ってみてはいかがでしょう。
ほぼ失敗せずに誰でも作れる簡単さ、世界に誇る伝統食です。
簡単レシピ
ジップロック大1袋分:約800g
乾燥大豆200g/乾燥米麹200g/塩80g